犬の奥歯が割れると・・・こんな感じ。 0467-83-9398 営業時間/ (午前診療)9:00-12:00 (午後診療)15:00-18:00(夜間診療)19:00-21:00 予約診療のみ。※日曜日の午後の診療は院長不在・犬猫以外診療は不可定休日 / 水曜
ワンちゃんでよく見かける、上の奥歯が割れてしまった症例です。
ここの歯がよく割れます。(○の歯)
割れたラインがよく見えます。(白矢印)
また、割れた面には歯の神経が露出している(青矢印)のがわかります。
そして、全体的に歯石が付着し、割れた中にも入り込んでいることから、
かなり前の事でしょう。
早めの処置であれば人のように歯髄処置をしてレジンでこの歯を保存できますが、
時間のたった歯は残念ながら保存はお勧めできません。
確実に歯の中に菌が入り込んでいます。
抜歯しないと歯根や骨の中から腐るリスクが高いです。
この子もそうですが、割れた歯は「歯槽膿漏で歯がグラグラ」みたいに抜きやすい歯ではありません。
しっかりと骨にくっついていますので抜歯には一工夫必要です。
また、このようにここの歯が割れやすい犬種があります。
コーギー、テリア系、レトリバー系、シープドック系などが代表です。
いずれも硬いものやオモチャを強い咬筋で思いっきり噛むことなどが原因になりやすいです。
余談ですが、ここの奥歯は生態的に「肉裂き歯」であり、ウサギや人の奥歯のような
「すり潰し・砕き」の形をしていません。
なので、犬に玩具や骨、皮、爪でできたかじり物を与えると、
ずっとカミカミかじる動作と強い咬合力により、
奥歯の摩耗・破折のリスクを高めるのです。
特に良く見かけるのは、ボーダーコリーなどでのフリスビー犬です。
見事に全歯が露髄したりします。
全部の歯の神経が出ていると・・・痛くないと思いますか?
ともあれ、この子は破折した歯を抜歯し、
骨を削って整形した後に歯茎や唇の内粘膜を利用してフラップを作り、
穴を被せて縫合しました。
穴をそのままにすると骨の再生が鈍くなります。
この子はこれで一安心。
また元気にごはんが食べられます。
Amateru
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