フェレットの歯ー歯根膿瘍と耐性菌の発現ー 0467-83-9398 営業時間/ (午前診療)9:00-12:00 (午後診療)15:00-18:00(夜間診療)19:00-21:00 予約診療のみ。※日曜日の午後の診療は院長不在・犬猫以外診療は不可定休日 / 水曜
この子は右頬の腫れで来院されましたが、検査結果からもやはり歯周囲~歯根の感染が一番疑われました。フェレットでも、もちろん、歯が悪くなります。
直接観察しても、一部の歯肉炎と変色や歯髄の変色の様子からも歯根膿瘍の疑いが強く、検査結果と一致します。
この子は、最初はオーナーさんの希望で抗生剤内服でのコントロールを試みましたが、
再発・耐性菌の発現がありました。
最初は抗生剤の投与で少し腫れが引いたのですが、しばらくしてまた腫れて、
膿が出てきました。
そこで感受性試験をしたところ、多剤耐性の菌が検出されました。
こうなると、抗生剤の治療は困難になります。
その後、全身麻酔下で抜歯を行いました。するとすぐ奇麗になりました。
菌への対処は抗生剤が必要ですが、原因の除去が最も早く治ります。
ご飯も普通に食べられますよ。
Amateru
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